![]() ![]() ![]() ![]() ![]() アンモナイトセンターのすぐ近くには、谷地温泉郷があります。熱心な化石発掘愛好家の中には、この温泉の宿に泊まりながら、土曜と日曜の午前午後2回ずつ、つまり計4回も体験発掘を楽しんでいく人も少なくないらしいのですが、今回、実際に体験してみて、その気持ちが少しわかったような気がしました。 アンモナイトの化石は、めぐりあう可能性が少ないとわかっているのに、それでも「もしかしたら」と期待させる不思議な吸引力があります。ぼくもきっとアンモナイトセンターにもどってきて、再び大発見ドラマを夢見ながらハンマーを振るんだろうなあ、と思わせるような。 ちなみに、2007年度の体験発掘では合計60点のアンモナイトが見つかったそうです。最大サイズは、直径約30cm。過去には直径約120cmという本州最大アンモナイトが出土したことも。 今回のわが家の収穫は、二枚貝の化石だけでしたが、手をのばせばすぐ8900万年前の世界にふれられる贅沢なひとときでした。体験発掘の最後に、スタッフが参加者たちへ語りかけていた言葉が、いまも心に残っています。 「今日みなさんが掘った化石は、ただの石ではありません。化石になった貝たちも、いまから8900万年前には、海の中で生きていたのです。お家で化石を眺めながら、お子さんといっしょにそんな時代のことを想像してみてください」。 ![]() ■体験発掘について ![]() ![]() |
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