見て学ぶ・ふれて考える 〜 行ってきました、社会見学!
第1回Honda「ハローウッズ」 第2回「都心の水辺でエコツアー」 第3回「筑波宇宙センター」 第4回「首都圏外郭放水路」 第5回「富士山・青木ヶ原樹海」 第6回「いわき市アンモナイトセンター」 第7回「江戸東京たてもの園 第8回「三鷹市 星と森と絵本の家」
第6回 8900万年前の世界につながる場所〜「いわき市アンモナイトセンター」〜
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見学を終えて

アンモナイトセンターのすぐ近くには、谷地温泉郷があります。熱心な化石発掘愛好家の中には、この温泉の宿に泊まりながら、土曜と日曜の午前午後2回ずつ、つまり計4回も体験発掘を楽しんでいく人も少なくないらしいのですが、今回、実際に体験してみて、その気持ちが少しわかったような気がしました。

アンモナイトの化石は、めぐりあう可能性が少ないとわかっているのに、それでも「もしかしたら」と期待させる不思議な吸引力があります。ぼくもきっとアンモナイトセンターにもどってきて、再び大発見ドラマを夢見ながらハンマーを振るんだろうなあ、と思わせるような。

ちなみに、2007年度の体験発掘では合計60点のアンモナイトが見つかったそうです。最大サイズは、直径約30cm。過去には直径約120cmという本州最大アンモナイトが出土したことも。

今回のわが家の収穫は、二枚貝の化石だけでしたが、手をのばせばすぐ8900万年前の世界にふれられる贅沢なひとときでした。体験発掘の最後に、スタッフが参加者たちへ語りかけていた言葉が、いまも心に残っています。

「今日みなさんが掘った化石は、ただの石ではありません。化石になった貝たちも、いまから8900万年前には、海の中で生きていたのです。お家で化石を眺めながら、お子さんといっしょにそんな時代のことを想像してみてください」。

見学をおえて

■体験発掘について
いわき市アンモナイトセンターの一般体験発掘は、土・日曜(第3日曜および12/29〜1/3を除く)およびセンターの指定日(5月連休、お盆)に開催。
ただし、雨天時など天候条件によっては中止となる場合もあります。実施時間は午前の部10:00〜11:30(受付9:30〜10:00)、午後の部13:30〜15:00(受付13:00〜13:30)。料金は入館料(大人350円、大学・高専・高校生210円、中学・小学生100円)のみ。参加資格は小学生以上。

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