見て学ぶ・ふれて考える 〜 行ってきました、社会見学!
第1回Honda「ハローウッズ」 第2回「都心の水辺でエコツアー」 第3回「筑波宇宙センター」 第4回「首都圏外郭放水路」 第5回「富士山・青木ヶ原樹海」 第6回「いわき市アンモナイトセンター」 第7回「江戸東京たてもの園 第8回「三鷹市 星と森と絵本の家」
第4回 首都圏を洪水から守る!〜国交省 江戸川河川事務所「首都圏外郭放水路」〜
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見学を終えて

本年(08年)5月にミャンマーを襲ったサイクロンがもたらした洪水被害状況を、見聞きするたびに胸が痛みました。記者が暮らす場所の隣町である杉並区や中野区でも、数年前の台風による豪雨で、床上・床下浸水の被害があったのをおぼえています。

ここ首都圏外郭放水路は、自然災害からいかに人びとを守ってゆくかを課題に、人間の知と技術が結集されて誕生した施設であり、その優秀なシステム、スケールの大きさにはもう圧倒されっぱなしでした。世界各国から見学者が後を絶たないというのもうなずけます。

ただ、ひとつ心に引っかかったのは、洪水が起きやすい原因のひとつが、急激な都市化により水を吸収する緑地が急激に減少している、ということ。コンクリートやアスファルトで地表を覆うことで、自然の自浄作用、自然のサイクルを阻害しているという現実に、なにか地球の、声にならない悲鳴が聞こえたような気がします。人間が自然と歩調を合わせながら発展していければいいなあと実感した一日でもありました。

■施設見学について
電話かインターネットで申し込み可能です。受付期間は60日から1週間前。大雨などによる施設稼働準備時、および施設稼働時には、地下(調圧水槽)の見学は中止。当日晴れていても、前日までの雨の状況により、施設が稼働している場合もあり、現場の見学が中止になることも。見学対象は小学校1年生以上。見学料は無料です。

くわしくはホームページでチェックしてください!
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