見て学ぶ・ふれて考える 〜 行ってきました、社会見学!
第1回Honda「ハローウッズ」 第2回「都心の水辺でエコツアー」 第3回「筑波宇宙センター」 第4回「首都圏外郭水路」 第5回「富士山・青木ヶ原樹海」 第6回「いわき市アンモナイトセンター」 第7回「江戸東京たてもの園 第8回「三鷹市 星と森と絵本の家」
第3回 宇宙の入り口は、ツクバにある〜宇宙航空研究開発機構「筑波宇宙センター」
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いきなりロケットの実物がお出迎え

東京駅の八重洲南口から「つくばセンター」行きのハイウェイバスに揺られて、およそ1時間。「並木一丁目」というバス停で降りると、そのすぐ目の前が筑波宇宙センターでした。ちなみにバス停の周辺地図に書かれた施設名は、計量研究所、微生物工業技術試験場、電子技術総合研究所などなど。さすがは“約5600人の博士が暮らす街”といわれるつくば市です。

正門を入ると、高層ビルから背の低い倉庫風の建物まで、広大な敷地にさまざまな建物が点在し、屋外展示の巨大ロケットも見えました。この人工衛星を打ち上げるためのロケットは、全長約50m、正式名称をH-IIといいます。日本初の純国産ロケットで、記念すべき1号機は1994年に打ち上げられました。筑波宇宙センター内に展示されるようになったのは、2007年4月から。レプリカではない実機が、こうして常時公開されているのは、国内でもここだけなのだそうです。

施設案内ツアーの受付がある建物へ入ると、ツアーガイドの宍戸里織さんが「こんにちは!」と元気な声で迎えてくれました。ツアーは毎日5回開催されていて、この日の14時スタートの回には、ぼくを含めて10名が参加するそうです。宍戸さんから渡された見学者バッジを胸につけると、なんとなく筑波宇宙センターのスタッフになったような気分になりました。

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ロケットH-II先端部分に重量約2トンの衛星を収納して宇宙空間まで運ぶ2段式ロケットH-II。

広報情報棟建物にはすべて記号が付けられており、ツアー受付のある「E-2」は広報情報棟。

宍戸里織さん施設案内ツアーのガイドを勤めて3年、笑顔の素敵な宍戸里織さん。

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