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■ | 綱引きの佐川急便チーム | |||
こうして、ワールドゲームズは、28日の最終日の綱引きに突入する。 綱引き……相手チームを4メートル引っぱると勝負が決まる、なんて単純明快な種目。今回、秋田ワールドゲームズでは、予選を2セットして、合計ポイントの上位4チームが決勝トーナメントに進出。3セットマッチの2セット先取で、優勝が競われる。 佐川急便チームが出場するインドア600kg。1勝2敗1引きわけで、なんとか4チーム目で予選を通過、決勝トーナメント進出を決めることになる。そして、佐川急便チームはイングランドと対戦。しかし、0−2のストレート負け。3位決定戦にまわることになり、その相手は、北アイルランド! “そういえば、北アイルランドって強豪じゃないか……” しかし、そんなボクの不安を吹きとばしてくれるように、ファーストセットを佐川急便チームが先取してのセカンドセット。 “このセットを取れば3位決定。けど、試合が長期戦になり、サードセットになっちゃったら、自力にまさる北アイルランドが本領を発揮して、体力的に日本が不利……” |
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佐川急便チームはこのとき、速攻にすべてをかけていた。まずは、最初の20秒間を耐えて、20秒経過と同時に、攻めに転じる。ツナをうねらせて、北アイルランドの体勢が崩れたのを見て、そのパワーをツナにつたえる。つぎの瞬間、佐川急便チームが北アイルランドを4メートル引っぱっていた! スタートから28秒! ついに、銅メダルが確定する。
“や、やったー!” 表彰台にのぼる佐川急便チームのみんなの笑顔をみながら、ボクは、秋田ワールドゲームズの全種目が、ここに終了したことに気づいたのであった……。 |
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