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12. トップアスリートの見るスポーツ栄養学(まとめ)



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食事に感謝!
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練習や試合でつかれてしまい、あまり食べられないようでは、なんのために食事を作ってもらったのかわからなくなってしまいます。おいしく、楽しく、そしてコンディショニングに適した食事を、摂ることを心がけてください。

柏レイソルでは、キムチをかならず毎回の食事にだしています。韓国人選手が多いこともありますが、食欲増進、体重のコントロール、カゼの予防、腸内細菌を善玉化する意味からも、キムチはすばらしいメニューです。ホンミョンボ選手に、柏市内のすべての焼き肉レストランにキムチを食べにいってもらい、そのなかから彼にいちばんおいしいキムチを選んでもらい、そこから毎日配達してもらっています。遠征にも、宿泊先のホテルに配達してもらい、選手は毎日好きなだけ食べています。また、柏レイソルでは、選手は牛乳を毎日好きなだけ飲むこともできるので、いまではめずらしくなったビン入りのやつを、1人で何本も飲んでいる選手もいるほどなのです。

スポーツ栄養の基本の食事法は、どの種目でも共通点があります。それは、練習しては食べて、練習しては食べての繰りかえし。現代は、学生や青年でも食はほそい人が多いのですが、まずはしっかり食べることを習慣づけることからはじめましょう。朝食をしないで学校や職場にいくようでは、効率も集中力も低い生活になってしまいます。1日3回、しっかり食べること、なにを食べるかを考えてください。そして、食べられることの幸せを実感してください。


最後に、ご両親に、そして食事を作ってくださった人に、感謝してみてくださいね!
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ミニ栄養学講座・36
食事の4つのポイント

平石先生による食事のポイントは、“競技特性を考慮して、実行すること”“練習の目的、時期を考えること”“練習の質、量も加味すること”“性別、体格の差も忘れずに!”の4つだそうです。これからも、元気いっぱい、病気知らずのからだ作りにトライしていきましょうね、みなさん!
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