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3. 野球選手・野手の栄養学



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野手の食事
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野球はたくさんのエネルギーを必要としていませんから、グリコーゲンローディング法は必要ありません(先発ピッチャーは試合の3日まえから、糖質中心の食事を摂ることが望ましい)。

野手は試合の4時間前には軽く食事をすませ、練習やアップのあとに、お腹が減った場合は、バナナやうどんなどで軽く腹ごしらえをすることで十分です。

しかし、野球は他の競技にくらべ、相手選手の動きや作戦、配球、サインプレーなどを観察し、判断を的確に下し、ここぞと思ったときにパワーを出せるように、つねに頭のなかを鮮明にしておかなくてはなりません。

そのために、野手は集中力を高める“糖質”、コンタクトプレーやデッドボールなどに対処するのに十分な“ビタミンC”を意識的に摂るようにしていきましょう。また、試合がもつれて、3〜4時間も経過すればお腹も空いてきます。そんなときには、やはりハチミツ入りジュースやレモネード、スポーツドリンクなどで糖分を補給するのがよいでしょう。

ところでアメリカでは、メジャーをめざす1Aや2Aの選手たちは、毎日、2kgくらいの肉類をぺロッと平らげてしまうそうです。そんな彼らとパワー勝負で勝ちぬくためには、みなさんも、モリモリと食べて、すぐに消化し、運動できるように日ごろから訓練してください。


みなさん! 食べることも練習の1つなのです!
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illust ミニ栄養学講座・09
疲労回復のための食事

疲労を回復するのがビタミンB群、とくにビタミンB1とB2。それを多く含んでいるのが豚肉! 夏場は、冷ししゃぶしゃぶに決定だ!
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