ミニ栄養学講座・04 先発ピッチャーの限界 もし、先発ピッチャーが延長戦まで投げるとすると、11回前後で体内にあるエネルギーは枯渇してしまう。そうなる前に、リリーフを出すのがベターだと考えられる。 |
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ある調査によると、大学野球部の選手の1日あたりの食事量は、ピッチャーが3,436キロカロリー、キャッチャー、内・外野手がともに3,009キロカロリーをしめしました(東京栄養食料専門学校調べ)。栄養摂取としては、ピッチャー、キャッチャーは練習日、試合当日ともに不足傾向で、逆に内・外野手は過剰摂取傾向をしめしました。私も慶応大学や駒沢大学野球部のチームドクターをしていますが、学生諸君は厳しい練習の後は疲労のために食欲がなくなり、とたんに食べられないことが多くあるようです。
参考までに、プロ野球選手のキャンプで1日に摂取する総エネルギー量は5,556キロカロリー、タンパク質247.6グラム、糖質217.4グラム、カルシウム2,167ミリグラム、ビタミンA:5,583IU(IU:国際単位)、ビタミンB:119.08ミリグラム、ビタミンB2:23.24ミリグラム、ビタミンC:377ミリグラムと高い数値をしめしました。プロ野球選手はそれぞれが、食事管理の点でも高い自覚で努力しているのです。
野球選手は勝つために瞬発力を発揮できる食事を目標にしましょう! |
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