|
“それじゃ、先生よろしくお願いします”
“こちらこそ”
“私、スポーツドクターって聞いていたので、メスとかを使って手術をするのかと思ってたんですが……”
“たしかに、それもスポーツドクターだね。だけど私は、内科的なスポーツドクターだから!”
“内科的?”
“手術じゃなくて、食事やサプリメントでスポーツ選手の健康管理や、ケガの予防、ケガを早くなおすアプローチをしていくんだ”
“具体的に、どんなアプローチをするんですか?”
“まずは、血液検査をする。そうすれば、選手のことはほとんどわかるね”
“わかるって、なにがわかるんですか?”
“野球ならピンチヒッターでヒットを打つかどうか、サッカーならPKを決められるかどうかとかをね!”
“血液検査だけで、そんなこともまでわかっちゃうんですか!”
“そして、そのデータをもとに、栄養学的にひとりひとり、なにを食べたらよいかとか、どうしたらいちばんいいコンディションで試合にのぞめるかをアドバイスしていくんだ”
“それで、先生が診察した選手たちが、いい記録を出したらうれしいですね!”
“そりゃもちろん、選手やチームが優勝したり、タイトルを獲ったときはうれしいさ! スポーツドクターをしながら、金メダルを獲りたい、プロになりたいなどの夢を、選手たちといっしょにかなえていくのは、やっぱりやりがいがあることだし、選手たちとふれ合うことで、私も元気やエネルギーをもらっているんだよね!”
“だから、先生はお若いんですね!”
“ははははは!” |
スポーツインサイド情報11 |
|
 |
|
スポーツ選手をサポートする、いろいろな資格 |
|
 |
|
|
スポーツドクターのほかにも、理学療法士、はり師・きゅう師、あんま・マッサージ指圧師、柔道整復師などの資格をとることで、スポーツトレーナーとして、スポーツ選手をサポートすることもできる。 |
|
|
|