header
02
■スポーツマネジャー、畑教授
キャンパスのなかにある立派な400mトラックを見て、“ちょっと走ってみたいな”っていう衝動をおさえながら、学校内をウロウロして、ついにスポーツマネジメント研究室を発見(表札に“畑 攻教授”と書いてある)!

“畑先生っていうんだ……”

ドキドキしながらも、勇気を出して、コンコンとノックをする私。

“どうぞ!”

おそるおそる扉を開けてなかに入っていくと、パソコンが並んでいる部屋には、天井にまでむずかしそうな本がたくさん積みあがっていて、その前に畑先生がすわっている。
 
photo
畑 攻(はた おさむ)
line
富山県生まれ。日本女子体育大学体育学部スポーツ健康学科スポーツマネジメント研究室教授。スポーツが好きでスポーツに関する領域に興味をもち、この分野の研究を30年つづけている、スポーツマネジャー。野球やサッカーといったプロスポーツや、WJBL(女子日本バスケットリーグ)、スポーツクラブなどのスポーツマネジメントが専門だそうだ。

“どうした、質問かい? なんの授業かな?”
“す、すみません……私、YOUっていいます。ほかの大学なんですけど、どうしてもスポーツマネジメントのことが聞きたくて、アポなしできちゃったんですけど、お時間があれば、少しお話を……”
“そうか、わかった! いまならいいよ! 時間もあるし、それじゃ、ここにすわりなさい!”
“はい! ありがとうございます!”

ホッとしながら、畑先生の前にすわり、その勢いでインタビュー開始!

“先生はスポーツマネジメントの研究をされているんですよね!”
“もう、30年くらいになるかな……”
“けど、スポーツマネジメントって、具体的にどんな研究なんですか?”
“うーん、スポーツマネジメントは、スポーツの場合に必要なヒト、モノ、カネを最大限に活用する研究ってことになるかな”
“はあ……”
“そのなかで、ボクがとくに力を入れてやっているのは、野球やサッカーのスタジアムにくるお客さんを満足させる仕組みづくりなんだよ!”
“?”
bg
スポーツインサイド情報06
line
MLBのスポーツマネジメント
line
アメリカのメジャーリーグでは、スタジアムでのファールボールや選手の首振り人形、野球帽などがプレゼントされたり、5回には観客全員で立ちあがって歌をうたったり、外野スタンドでプールに入りながら試合を観戦できるスタジアムがあったりする。日本のプロ野球は、まだまだマネジメントする余地がありそうだ。
bg
prev back next