header
trial1


starクロスくん、日本代表を狙う!

“そうだったんですか……”

このとき、僕の脳裡のヒラメキがあった。
“日本代表”って、響きがいいよな! よし! ちょっと狙っちゃおうかな!”(マンガ家はどうするの?)

“お願いします! 島教授! 僕にボウリングの奥義を伝承して下さい!”
すでに、僕の酔いはさめていた。スポーツモードに入っていた。
illust


starスコアアップのポイントは?

illust “奥義って、そんなたいそうなものはないけれど、キミは投げるとき、どこを見ている?”

“ピ、ピンですかね……”

“やはりね。それではストライクはおぼつかないよ。ここからピンまでは18mほど。野球だと、ピッチャースマウンドからホームまでの距離になる。そんな先のピンを見ていると、プレが大きくなってしまうじゃないか。そこで、目標を手前のスパットに置いてみよう!”

“スパットって……”

“その三角形のだね。それはピンの立っている位置を表しているんだよ。ここを目標にすれば、狙いがブレる可能性が少なくなるわけだね”
“なるほど、なるほど……”

“キミの投げ方だと、そうだね、右から2番目の第2スパットを狙ってボウルを投げれば、ボウルは1・3番ピンの間のいちばんストライクの出る確率が高くなる『ポケット』に入るんじゃないのかな”



prev back next