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star68歳のボウラー、島 喜八教授、あらわる!

illustそこに立っていたのは、ダンディな、笑顔の似合うジェントルマン。しかし、その眼光には、狙った獲物は逃がしはしない鋭いものがある。

彼の名は“島 喜八”。日本女子体育大学でスポーツ教育学を教えている教授だ! あとでわかったことなのだが、島教授はボウリング歴30年、試合のアベレージは200前後、10年ほど前にはあと1本でパーフェクトという299本のハイスコアを出している、バリバリの現役、68歳ボウラーなのである。

“ボウリングは右のレーンが優先なんだよね”



starボウリングって、アジア大会正式種目なんだ!

“右レーン優先て、あんまりかたくるしいことなしでさ、遊びなんだしさ……”

“うーん、そうだね。でも、ボウリングは遊びであると同時に、スポーツなんだよ! いろいろなルールがあるんだよね”

“ボウリングって、スポーツなんですか!”

驚く僕に、島教授が淡々と語りはじめる。なんでも、1970年ごろ、日本は空前のボウリングブームで、ボウリング場は、いつも会社に行く前に一汗流そうとするサラリーマンでにぎわっていたそうだ(いまとは全然ちがうよね)!

さらに、そのとき、スポーツ競技として認められたボウリングは、国体(国民体育大会)に採用され、アジア大会では正式種目だというのだ(それも、日本はだいぶ強いんだって)!。
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