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オスがメスのおなかの下に潜りこむ、交尾の姿勢。数分間の交尾のあいだは、ヒトが手を触れても、2匹が放れることはない。
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交尾が終わると、すぐに卵が産み出される。だが、卵はそのまま腹肢にくっつくので、外からはなかなか見えない。よく観察すると、おなかは卵でいっぱいになっている。
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おなかの卵がゾエア幼生に育つと、メスガニはからだをぶるぶると震わせて、卵を放出する。その勢いは激しく、自分のからだが浮き上がってしまうほどだ。
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おなかから振り落とされた瞬間、卵はいっせいに孵化してゾエア幼生が誕生する。そして、大潮に乗って広い大海へと旅立っていく。夜産まれるのは、敵の少ない時間帯だからだ。
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