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森雅之『音楽』
【引用図版・4】 『耳の散歩』朝日ソノラマ 98年刊・所収 42頁



次のコマでは、雨の中に寝る人[図4]。

アンテナの下で眠る人の意識の中で、彼は雨の音に包まれている。

大きな空からおりてきた風景が、彼の感覚を包んでいるのだ。

雨の意識の中で、彼はふと妹のことを思う。ほとんどそれだけのマンガである。もっとも、ナレーションの中で、彼は地球にやってきたばかりの金星人ってことになっていて、妹はクジラの姿をしているのだが。




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