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百聞は一見にしかず……マイクロ水力発電とはどのようなものなのか、鷺沼発電所を案内していただくことにしました。ここは、川崎市水道局が管理する鷺沼配水池があり、かつては「鷺沼プール」として長く市民に親しまれたところです。 |
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2006年に水遊びのできる公園、小学校、フットサル場を配水池の上に建設して、再開発されました。この新しい施設の下にある配水管に、マイクロ水力発電機が設置されています。川崎市水道局が、上水道という「水力エネルギー」を提供し、東京発電が建設、運転、保守を行い、発電した電力は東京電力に売電するというしくみです。
東急田園都市線の鷺沼駅から発電所に向かうと、美しく整備された公園やフットサル場から、子どもや市民の楽しそうな声が聞こえてきます。現地で技術を担当する大池さんにお会いし、いよいよ発電所の見学です! |
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といっても……見わたすかぎり、「発電所」というイメージの大きな施設は見あたりません。わずかに変電設備と電柱が見えるだけ。「どこに発電所が?」と思っていると、変電設備の土台になっている10メートル四方ぐらいのコンクリートに設けられたマンホール、そのふたを開けた大池さん、ヘルメットをかぶり、スタスタとマンホールの中に降りて行くではありませんか! |
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