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ヤクルトの取り組み
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1989年、ヤクルトはこの“ヤクルト容器利用水浄化システム”の普及のために、株式会社エーアンドジーを設立しました。
同社は合併浄化槽はもちろんのこと、池の水浄化システムや、中水道システムなどを開発してきました。社名のエーアンドジー(A&G)とは、水を意味するAquaと水の惑星と呼ばれる地球のGlobeの頭文字です。
ヤクルトにとっては、“ひょうたんから駒”の水浄化ビジネスでしたが、この機会をどのようにとらえるかは、企業によってずいぶんとちがうのではないでしょうか。 人々の健康に貢献することを社是とするヤクルトは、水環境を守ることが重要課題であると認識しています。その意識の高さが、水浄化システムをビジネスにまで発展させることができたのでしょう。
またヤクルトでは、早くから環境保全活動をすすめてきました。乳酸菌飲料の容器をプラスチックに変えた30年前から、容器も“貴重な資源”として独自のリサイクルシステムを構築してきました。
1991年からは、役員12名で構成する“環境対策委員会”を設置し、開発部門、製造部門、営業・物流部門、管理部門のあらゆる事業活動における環境問題に対処してきました。水を使う企業として、きれいな水を守ることが大切であると認識し、環境保全活動を重要視するヤクルトにエールを送りたいと思います。
石川県加賀市の真菰ヶ池(まこもがいけ)

こちらは、加賀市の真菰ヶ池に設置された“閉鎖性水域浄化装置”の例。
“青いみみず”と名づけられた長さ13メートルの装置を2基、
池に沈めて設置し、景観をそこなうことなく、水浄化に活躍中。
◎ヤクルト浄化システムは、金魚などを飼う水槽でも、実験することができるとのこと。くわしい説明は、ヤクルト環境対策室HPに掲載されています。
http://www.yakult.co.jp/eco/index.htm
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