その2 イトーヨーカドー訪問記・2


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イトーヨーカドーの発泡スチロールのゆくえ……。
前回、お訪ねしたイトーヨーカドー……数あるお店から回収された発泡スチロールは、いったいどこへ? 生鮮センターに集められるとうかがったけど、なぜ野菜や魚介類を扱う生鮮センターに集められるのでしょう? ということで、センターに設置された発泡スチロールリサイクル工場を見学させていだだくことになりました。

朝、9時。川崎にある生鮮ンターで出迎えてくださったのは、前回お世話になった“環境開発プロジェクト”の横山さん、大川さん。イトーヨカドーは、このセンター内に、発泡スチロールのリサイクル工場を設置し、処理を行っています。

生鮮センターとは、私たちがスーパーで買う生鮮食料品を、加工したり、店舗別に仕分けをしたりする工場です。無機的な表情の建物のなかは、食料品を扱うだけあって、衛生管理が徹底している様子。その広大な敷地内にポツリと立っているのが、発泡スチロールの再生工場です。広さ100平方メートルほどのこの小さな工場で、なにが行われているのでしょう。近づくと、プラスチックが焼けたようなにおいが、少ししてきました。


敷地内の工場へ、いざ!
生鮮センターからは、各店舗に生鮮食料品を出荷するトラックがひっきりなしに出発していきます。発泡スチロールの処理工場の前にも、1台トラックがとまっていました。こちらは、各店舗から帰ってきたトラックです。生鮮食料品を積んで、各店舗に配送し、逆に生鮮センターに帰る便で、発泡スチロールを回収してくるのです。

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[写真・左]生鮮センターの全景 [中]敷地内の処理工場 [右]もどり便で運ばれてきた発泡スチロール


NN:なぜ、生鮮センター内に発泡スチロールのリサイクル工場を建てたのですか?

IY:生鮮センターからは、野菜や魚介類を発泡スチロールの箱につめて各店舗に配送しています。食品を入れる箱ですから、衛生上そのまま再利用するわけにはいかないのです。それと同時に、各店舗でお客さまから集めた発泡スチロールのトレイも回収してきます。



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