第4回 エコデザインとライフサイクル・アセスメント


01 エコデザインとは


環境に配慮して製品を“設計”することを、[エコデザイン]といいます。消費者に提供される製品やサービスだけではなく、資材調達、製造のシステム、物流システム、廃棄など、製品のライフサイクルすべてのステージにおいて、環境に配慮した“企画・設計”をすることも、エコデザインの範疇(はんちゅう)に入ります。

『エコロジカル・デザイン』の著者であるカリフォルニア大学建築学科の名誉教授、シム・ヴァンダーリンは、エコロジカルな観点からデザインを見直そうと、エコデザインの5原則を発表しました。

ヴァンダーリンは、自然を破壊することを環境面でのコストと考え、とりまく自然環境をうまく利用して、エネルギーや資源の浪費をなくし、[持続可能(サステイナブル)な社会]を構築しようと考えたのです。ヴァンダーリンは、5原則のなかで、人は“誰でもデザイナー”であるとしています。つまり、個人としても、生活のすべての局面で判断や行動を“デザイン”し、環境に配慮しなければならないと指摘しているのです。


■ヴァンダーリンの5原則
illust
[出典]『エコデザイン』



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