[環境経済入門]
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ケーススタディ・レポート
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第4回 仙台市[リーディングエコプランせんだいの平成13年度実績に係る〜環境報告書(概要)]
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自治体みずからが、大規模事業者・消費者と自覚し、“率先して”環境に取り組む姿とは。
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引きつづき、いろんな企業の報告書をチェックするゴミちゃん。手元には、さまざまな業種の報告書がずらりと並んでいます。

そうなんです。この2年間ほどのあいだに、ぐんぐんとその“様式美”は確立されつつあるようで、ほとんどの企業のものが、立派な仕上がりになっています。そして、いまや、企業にとっての報告書は、“無くてはならないもの”のひとつ。環境報告書、という言葉そのものも、定着してきているようですね。

ある時、子どものときから仲のよかったいとこが上京。そんな話をしていると、“私が住んでる仙台市も、報告書を発表しているよ”とのこと。“あ、そう……え? 自治体が報告書を発行しているの?”
 
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いままで、報告書は企業が作るもの、と漠然と思っていたゴミちゃん。意外な“報告書”の登場に、ちょっと驚きです。そこで、入手してみました。“リーディングエコプランせんだい〜平成13年度の実績に係る環境報告書”とあります。そのタイトルの横には“仙台市環境率先行動計画”と、記されています。つまり、仙台市の職員が日々の業務のなかから、環境に対して、どのように“率先して”取り組んだか、ということをまとめたものなのです。

この冊子は、市のHPへの掲載、137ページにもわたる有償の“実績報告書”、こうしたものの“概要版”ということです。他の都市の庁舎などでも、“環境率先行動”は行っているようですが、その実績を市民向けの冊子としてまとめているところは、とても少ないようです。

その中身は、計画があって、実績があって、外部監査まであって……企業のそれと変わらないし、 イラストレーションを多用して、さっぱりとして読みやすい作りには好感がもてます。
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