[環境経済入門]
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ケーススタディ・レポート
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第1回 宝酒造[TaKaRa 緑字決算報告書 2001]
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そうなんですよね、1本のリターナブルビンがリサイクル(リターンされて再利用)されるかどうかは、消費者が実際に回収に協力するかどうかにゆだねられている……その大前提を、私たちは忘れがちなのです。

製造から出荷までの課程で、あれこれ工夫するのは、いわば“あたりまえ”、製品が社会に出てからの問題に対応して……大宮社長の“ごあいさつ”にも、“容器包装リサイクル問題を酒類飲料メーカーにとって社会的責任の大きな問題と位置づけ〜”と、記されています。

そして、最終ページには、[環境コミュニケーション活動(環境問題に関する社会との対話)]という、なんだかちょっと気になる記事があります。“容器包装問題の解決には市民・消費者とのコミュニケーションが不可欠と考え〜”、さまざまな団体やイベントに積極的に参加し、この問題の解決に尽力しようという活動のようです。
 
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この報告書を通じ、私は、宝酒造という企業の、考え方の一端に触れることができたような気がします。もちろん、全部を理解なんてできっこないですし、誤解している部分もあるのかもしれませんが、報告書というメッセージを、私はこんなふうに解釈した、ということなのだと思います。

こうやって環境報告書を通じ、ふだんは製品やサービスを通じて“知っている”つもりの企業の、ちょっと別の顔、というか“素顔”を、かいま見ることができるのかもしれません。だとすれば、この冒険は、そうとうおもしろそうじゃありませんか?
 
[ゴミちゃんからの質問状]
自分なりに“わかったつもり”になると、もっともっと知りたくなるのが“人情”(?)……そこで、ゴミちゃんは、以下の質問状を送ってみることにしました。

そして、2002年4月5日、宝酒造、環境チーム・マネージャーの吉田 陽さんよりの返事が到着しました!

【Q1】

来年度(以降の3年間)に向けて、緑字に関しての見直しなど、どういう展開になりそうですか?

 → 【A1】
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【Q2】 さて、この10ページ+HPという連携版、評判のほうはいかがでしょうか?  → 【A2】
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【Q3】 1997年、京都で開催された地球温暖化会議(COP3)をきっかけに、宝酒造では緑字決算などがスタートしたようですが、この会議に、一般の企業より深く関わっていらっしゃるのですか?  → 【A3】
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【Q4】 環境に関する啓発活動など(環境コミュニケーション活動を含め)、どんなことをしてらっしゃるのか、もっと知りたいと感じました。教えてください!  → 【A4】
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