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SIDAS(シダス)のインソールを作ってみた

人間の足型はひとりひとり異なるため、既製のシューズでは足が正しく機能できない。しかしシダスの成型インソールはひとりひとりの足型を忠実に再現し、 足の運動を正常に機能させる役割を発揮してくれる。 でも実際にインソールを作って歩いてみないとその感覚はわからないと、 編集部・志田がテストしてみた。


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1)履いてきた靴のインソールが取り外せるものかを、まずチェック。ちなみに靴はアディダスのEQクロー というトレッキングシューズ。
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2)インソールの厚みもチェック。新たに入れるインソールが厚かったり、薄かったりすると、靴がきつくなったり、緩くなったりしてしまうので。
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3)インソールのサイズ、長さ、幅が自分の足に合っているかを上に乗ってチェック。シダスは4〜5種類のサイズ展開をしているので、その中から選べば良い。


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4)インソールが決まったらオーブンに入れ、過熱。だいたい60〜70度で柔らかくなる素材を使用している。オーブンの中にインソールというのは変な感じ。


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5)ベビーレザーと呼ばれる足の裏にどのように力がかかっているかを見る機械に乗り測定。僕の足は左足の拇指球の部分の力が右に比べて弱く、左足の外側に少しよれているそうだ。


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6)ベビーレザーにパッドを装着し、乗る。足の裏にぴったりとフィットする位置を決定。足は真っすぐ方向に向ける。歩くスピードが上がるほど、足は真っすぐを向くからだ。


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7)足を決定した場所を動かさないように、柔らかくなったインソールを足の下に敷く。少しヒザを曲げ重心を足の真ん中に乗せるようにする。過熱したけれど熱くはない。


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8)5分ほど経過して、カカト上げてインソールがきれいにはがれれば成型は完成だ。たったこれだけで果たして大丈夫かと思いつつインソールをはがす。


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9)ちょっとわかりにくいかもしれないが、写真左が成型したインソールで、右が成型前のもの。はっきりととは言えないが足の裏の形が確かにインソールに成型されている。


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10)入っていたインソールの大きさを成型したインソールにとる。かかとと母指球の位置が変わらないようにていねいに作業するのが重要。


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11)書き写したインソールの大きさに成型したインソールを切る。意外とアナログな作りに不安と期待が入り交じる。果たしてちゃんとできているのか。


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12)完成。できあがったインソールに左足外側によれる僕の足を矯正するパッドを装備してもらって完成。これで左足の蹴りが強くなり、バランスが良くなるそうだ。


使用レポート

できあがったインソールを靴に装着し足を入れた瞬間、ちょうど海の波打ち際で立ち止まっているとじょじょに沈んでいって、足の裏全体が砂に密着してくる感じを思い出した。歩きだすと、左足の蹴りが弱いという意識が必要以上に働き、逆に右側によれてしまったが、しばらく歩いているとそんなこともなくなり、非常にスムースな足運びを実感。僕は土踏まずが高く、長時間歩いているとピリッと痛むことがたまにあるのだが、このインソールならそんな痛みも感じなくて済むかもしれないと期待させてくれるものだった。



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