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インソールと足の疲れとパワーの関係

足にぴったり合った靴というと、普通、足の長さ、幅が合っているかどうかにポイントが置かれるが、実は足の裏と接するインソール(中敷き)も重要なのだ。 インソールの役割はカカトの安定、足裏の衝撃緩和、土踏まずのサポート、拇指球へのパワー伝達である。とくに土踏まずのサポートとパワー伝達はインソールがぴったりと合っていないと機能しない。そこでインソールが足の裏に合っていないとどうなるかを解説してみよう。


足の疲れ

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good insole
足裏の土踏まずにはアーチと呼ばれる筋肉がある。このアーチの役割のひとつにしっかりと立つための姿勢保持がある。しかし足が疲れてくるとこのアーチは低下してしまうのだ正しくフィットしたインソールはこのアーチの低下を防いでくれる。つまり足の疲れを防いでくれるのだ。
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bad insole
ぴったりと足の裏に合っていないインソールでは、足の疲れの原因であるアーチの低下を防ぐことができない。アーチが低下してくると他の筋肉が低下を支えようとして、足の様々な部分に負担がかかってきてしまう。逆にインソールが土踏まずを圧迫し続けると、痛みが生じることになる。




足のパワー伝達

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good insole
土踏まずのアーチと呼ばれる筋肉のもうひとつの役割は、しっかり動くための重心移動だ。アーチは足のパワーをカカトで受け、前足へパワーを伝え、蹴る力を生み出すのに活躍する。正しくフィットしたインソールは、このアーチの機能を最大限に生かし推進力を生み出すのだ。
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bad insole
ところが足に合わない形状では、パワーが正しく伝わらなくなる。土踏まずでパワーを妨げられたり、内、外方向に蹴ってパワーをロスしてしまったり、しっかりと蹴れずにベタ足やスリ足になってしまったりする。これでは運動能力は低下してしまい、正しい歩行はできなくなるのだ。



オリジナル・インソールを作ろう

インソールには歩くという動作をサポートする重要な役割がある。最近では、さまざまな技術を駆使して、手持ちの靴のインソールを自分の足にぴったりと合わせてくれるショップも増えてきている。しかしそれらはまだまだかなり高額。そこでお薦めしたいのが、“SIDAS”のインソール。手軽に安く、そして確実に足に合う。マシンを使って成型するタイプと靴の中に入れておくだけで足にぴったりと合ってくるタイプとがある。編集部ではマシンで成型するインソールを実際に作ってみた。


MEMO
MEMOツアー
マシンを使って成型するインソール
5,500円


LITE
LITEオーセンティック
革靴にも使用でき、入れておくだけで
成型できる 3,500円


商品問い合わせ先:三井物産スポーツ 03-5275-8421


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