Think about Deforestation!


01 森林減少とは? その原因は?


減少を続ける森林、とくに熱帯林の減少が顕著です。
産業革命以降、人類の活動領域が広がるに連れて、世界の森林はたえず減少しつづけてきました。それは、おもに高度な都市文明が成立し、人口増加の著しかった温帯の先進地域で起こった現象であったといえます。

しかし、近年、問題となっているのは、熱帯地域における急激な森林の減少や劣化です。FAO(国連食料農業機関)が90の熱帯林保有国を対象として行った調査によると、熱帯林は1981年から90年の間に、毎年1,590万ヘクタールの割合で減少していることがわかりました。これは、わが国の面積の約4割にもあたる面積、それだけの森林が毎年失われつつあるのです。



■世界の森林面積の推移
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【表1】
1990〜95年の森林の減少面積の大きい国
(単位:1,000ha)


ブラジル 12,772
インドネシア 5,422
ザイール 3,701
ボリビア 2,907
メキシコ 2,540
マレーシア 2,001
ミャンマー 1,937
スーダン 1,763
タイ 1,647
バラグアイ 1,633


注)森林面積には自然林、人工林のほか植林予定の伐採跡地が含まれている。

資料:FAO「Yearbook Production」1990より作成




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