header


hdr
line

親切な人見さんにうながされて、地下の貯水槽などがある機械室へ。[横浜国際総合競技場]は、完成してから3年だが、機械室はまだピカピカ。とってもきれいだ。

“下水場から送られてくる処理水は、散水や雑用水に使われるだけではありません。処理水は1年を通じて、20℃前後の温度に保たれているんです。その熱を使って、ヒートポンプ式の冷暖房を行っています。ヒートポンプ式のものはメンテナンスがたいへんですが、いわゆる空冷式の冷暖房よりもクリーンなので併用しています”。
photo
下水の処理水はオゾン処理されていて、川の水よりきれいなのだという

photo
機械室のマシーンは、どれもピカピカで美しい。環境にやさしいことは美しい
感心する話ばかりで、必死にメモを取るゴミちゃんだが、下水の冷房がクリーンなんて素敵! と思ってしまう。このほか、空調設備にも東京電力の夜間電力を使って蓄熱しているそうだ。大きなスタジアムだから、こうした節減効果も大きいのだろう。


line

“ピッチの芝のアンダーヒーティングにも、この空調が活用されています。芝は寒さに弱いですからね。冬でも36℃前後にキープされているんですよ”。ピッチと聞いてゴミちゃんの目が光る。そうかぁ、芝の下も暖房されているんだ。それも、クリーンな空調で、下水の処理水で。すごいな、すごいなと、またまた感心してしまう。
photo
このピッチの下に、暖房設備が隠されている。中村クンは知っているのだろうか?

スタジアムを一周してヘトヘトのゴミちゃんだったが、いろいろなところに環境対策が実行されているのを見て感激。まして、大好きなサッカーの日本のメインスタジアムとなれば、その感激もひとしおだ。ここでプレーする選手たちが、知らないうちに、間接的にでも環境にやさしい時間を過ごしているかと考えると、とてもうれしくなってしまう。さあ、後は決勝戦のチケットを手に入れなくてはと、また関係のないところに思いを巡らすゴミちゃんだった。


line
prev back