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染谷さんは常務さんだが、[ユーズ]という会社の代表取締役でもある。この会社は[染谷商店]と二人三脚でVDFを広めているのだが、[ユーズの森の本屋]さんというユニークな活動をしている。ペットボトルに廃食油を入れて宅急便で10回送ると、福島県只見の森1坪と交換してくれるシステムだ。使い終わった油で森のオーナーになれるなんて、とっても素敵なアイデアだ。 |
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“福島県の『たかもく』という本屋さんが古本と森を交換しているんです。いまはそこと提携して、油と古本を送ってもらったら[U'S Money=ユーズマネー]を発行しています。1ユーズ=10円で、167ユーズで森が買えて、8ユーズでVDFが1リットル買えます。もちろん本も買えますよ。VDFの事業を知ってほしい、油を送ってくださる人になにかお返ししたいということではじめました”。 |
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本の評価は定価の10%で、油は量に関係なく10回送ると167ユーズになる。油は植物性のもの。オリーブオイルとサラダオイル、ピーナッツオイル……植物性のものなら混ぜて送ってかまわない。本と油と森の交換システムは、[染谷商店]がめざす“生態系のリサイクル”を象徴しているようでもある。さらには、自社で農場をもつ夢もあって、染谷さんのお父さんである会長は、64歳で農業高校に入学したという! |
“女子高校生と文通なんかしちゃって。楽しんでるみたいですよ。夢は砂漠の緑化らしいですが、いまは週に3日ずつ工場と農場を行き来しています”。親子でバイタリティがあるんだなぁと感心しつつ、こころひそかに今晩は天ぷらにしようと考えるゴミちゃんであった。 |
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