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まだまだ、ナゾの“エコノミークラス症候群”
最近、新聞やTVで取り上げられることの多い“エコノミークラス症候群”。イギリスで裁判が行われたりで、急に話題になってきたのだけれど、実験データをとるのがむずかしいので、まだわからないことが多いのだ。

飛行機内の環境は劣悪なのだワン!
“エコノミークラス症候群”の解明が進んでいないとはいっても、飛行機のなかの環境が、決してよいものでないことはわかってる。低い気圧は、2000m級の山頂にいるのと同じキビシイ条件で、3〜10%の低湿度は脱水症状を起こすだけでなく、ウィルスやバクテリアが活発化するという、衛生的にもよくない環境なのだ。その他にも、機内の空気は再循環されるのでアレルギー反応をおこしやすい。

とくに注意の高齢者
高齢者は口渇感が少ないので、脱水症状になりやすいうえ、周囲への遠慮からトイレに立つことすら我慢する傾向が強い。結果、“エコノミークラス症候群”を助長することにもつながるので、とても注意が必要なのだ。また、高血圧、高脂血症や糖尿病などの危険因子がある人も、ふつうの人以上に気を配らないといけないのだワン。



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