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電解質イオンって?
[電解質]というのは、水などに溶かしたときに、電気を通せる物質のことだ。たとえば、砂糖水は電気を通さないが、塩水は電気を通す。これは食塩=塩化ナトリウムが水に溶けると、プラスのナトリウムイオンとマイナスのクロールイオンに分かれて電気をもつからだ。大量に汗をかいたときに失われるナトリウムイオンというのは、こうした電解質イオンのことなのだワン。

体液のなかのイオン
体液のなかにはさまざまなイオンがふくまれている。で、細胞も体液で満たされているのだが、細胞の内側と外側の体液では、ふくまれているイオンの割合がちがうのだ。細胞の内側にはカリウムイオンが多くふくまれ、外側にはナトリウムイオンが多くふくまれているのだワン。

ナトリウムイオンの働き
水分補給のときによく登場するナトリウムイオンだが、このイオンはどんな仕事をしているのだろう。からだのなかにナトリウムイオンが増えると、細胞から水分を取り出し、逆に減ってくると細胞のなかに水分をもどす。つまり、水分との割合を保って、からだの水分量をコントロールしているのだワン。

ナトリウムイオンの増減とからだの反応
ショッパイものを食べると、ノドが渇いて水を飲みたくなる。これはナトリウムイオンが増え過ぎた反応。逆に、汗をかいてナトリウムイオンが減ってしまうと[熱疲労]になったり、汗をかいても水分しかを補給しないと[熱けいれん]を起こしたりしてしまう。今回はここまでだが、次回、ほかのイオンの働きについても紹介するのだワン。



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