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”な汗は、精神的なものだワン
汗をかくことは、体温をコントロールするのにとても重要だ。でも、体温調節とは直接関係なく、汗をかくこともあ〜る。びっくりしたときやドキドキするとき、“手に汗を握る”というやつだね。オバケ屋敷でゾーッとしたときなんかも、汗をかく。こういう汗を“精神性発汗”っていうのだ。

精神的な汗は、手のひらと足の裏にかくのだワン
こういう汗は、だいたい手のひらと足の裏に出る。で、どっと出て、さっと引っ込むものだ。ただし、とっても興奮したときなんかは、からだ中から汗が出る。“ i ”ちゃんのパパの場合はジャイアンツがピンチになると、からだ中から汗をかいているようだ。おばあちゃんは貴の花が負けそうになると、同じ状態になる。親子だから、似ているんだな。

犬も“精神性発汗”するのだワン
僕たち犬は、体温をコントロールするために汗はかかないが、“精神性発汗”はある。おとなりのネコがイタズラに来たときや、ご近所のセントバーナード君にバッタリ会ったりすると、足の裏に汗をかくんだ。汗で足の裏が湿ると、感覚が敏感になるし、滑り止めの役目を果たすからだ。スピード狂のお姉ちゃんがハンドルを握ると、手に汗を握っているのといっしょ。興奮して、しっかりとハンドルを握ろうとするのと同じだ。

辛いものを食べても、汗をかくのだワン
エスニック料理好きのママは、よく辛い料理を食べて汗をかいている。これは“味覚性発汗”というもので、赤トウガラシの辛味成分が暑さを感じさせて、汗をかかせるからだ。お姉ちゃんは流行にのって、七味をたくさんかけて汗をかいているが、実はそれでやせようとしているらしい。でも、ほんとうにやせるかは疑わしい。



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