A Rosarian's Diary
12月22日(火)晴れ

サマースノーの土替え。およそ5年ぶり。トレリスにからめた枝をそっとはずして、おそるおそる株をひっぱったら、意外にぞうさなくすぽっと抜けた。予想通り、きゅうきゅうに根が回っている。“長いことごめんね”と謝りながら古い土を落としていくと、凍りついたようにかたまっていた白い根たちが、“ふへ〜。待ってたよ、このときを”とでもいわんばかりに、へらへらとほぐれていった。

そして、前よりもひとまわり大きい鉢を用意。鈴木さんのメソッドにならって、赤玉土の大粒を敷いた上に赤玉土の中粒を入れ、そこに赤玉土の小粒と乾燥牛糞を4対1で混ぜた培養土と、ひとつかみの骨粉を入れて苗を置き、接ぎめが隠れるまで赤玉の小粒と中粒の残りを入れた。たっぷりたっぷり水をあげて、今度は敷きわらのマルチング。ピートモスよりもさらに完全防寒という感じであったかそうだ。大仕事になると気負っていたけど、土替えは案外簡単な作業だった。今ごろ根たちは、新しい広い部屋でのびのびとくつろいでくれているだろうか。新鮮な養分をいっぱい吸って、来年こそがんばって、きれいな花をいっぱい咲かせてくれよ。
photo
きゅうきゅうになっていた株の根。ごめんなさいでした。


photo
ひとまわり大きい鉢におひっこし。



Back

(c)1998 Aoki Concept Designing Co.,Ltd.