A Rosarian's Diary
11月21日(土)晴れ

嵐のように忙しい日々が過ぎ、ひさしぶりにゆっくりと植物たちのご機嫌うかがいをする。そしてミニバラたちにつぼみを発見! ウドンコ病の白いお粉に閉ざされて、かなりかたくなそうには見えるが、なんとかがんばって開花してほしい。1本、くの地に曲がってのびてしまった枝があるが、これもどうやらウドンコ病のせいらしい。やっぱり、薬剤を試すべきか? そんな誘惑が頭をかすめるが、とりあえずはできるところまでは無農薬でいこうと思い直す。サマースノーにもあいかわらずアオムシたち。忙しくて手入れをできないでいると、ヤツらはテキメンに肥えている。

そういえば、元気のない葉っぱを摘んで、神代植物園の緑の相談所に行ったときのこと(子供を病院に連れていく母親の気分だった)。そこのおじさんに“これは一体なんのアオムシなんでしょうね?”とたずねてみたら、“それを知りたきゃ育ててみれば”と言われた。一瞬(それも楽しそう)と胸が躍ったが、実際は、ハダニにしても、これから寒くなり紅葉するにつれて自然にいなくなるのだとか。そういわれてよく見ると、少しずつだが確実に、サマースノーの葉が黄色く色づきはじめている。

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くの字に曲がった枝先についたミニバラのつぼみ。咲いてくれるかな?

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黄色になりつつあるサマースノーの葉っぱ。バラは種類によって、黄色くなるものと、紅くなるものがあるそう。





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ついにベランダをウッドパネルで覆ってしまった。両隣の住民はきっと“ああ。流行りのガーデニングね”とばかにしてるにちがいない。ガーデニングなんて言葉はきらいだ。



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