A Rosarian's Diary
8月5日(木)晴ときどき、にわか雨

毎日暑い。暑さにかまけて、じつは水やり以外の世話をなまけていた今日このごろ。今年の夏はいったいどうしたのか、地球の半分が高温のゼリーですっぽり包まれてしまったかのような暑さだ。朝、カラカラに乾いた鉢に水をあげると、みんな“待ってたよ”とばかりに水を飲む。それは、ごくんごくんと、ほんとうに音が聞こえそうないきおい。

土の優秀さというのはこういうところに現われるのか、同じように水をあげても、もち(保水力というのか)は全然ちがう。水飲みとかそうでないとかの、植物の性質などもあると思うが、FOB COOPで買ったエコ培養土はあまり優秀とはいえない。いいのは、赤玉土と堆肥を自分でブレンドしたもので、粒が大きいせいか、水はけもいい。乾きやすいグミ、桃、アジサイは、鉢に根が満杯という可能性もおおいに考えられるが、これ以上大きくなってもらっても困るし……。“ベランダー”の限界。許してほしい。

このところ、バラたちの害虫はめっきり減ったが、ハダニ予防に今朝も葉裏散水(シリンジというらしい)をする。これは自分も水浴びしてるようで、さっぱりとする。ひょろひょろにのびたノイバラにも、ようやく支柱を立てた。未熟ながらもとげが痛いので、作業は少し大変。支柱にした枝は、井の頭公園で拾っておいたものだ。森が近くにある暮らしは、やはり豊かだと思う。
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オリーブも妙なかたちになってきて困っていたけど、部屋に入れたらアートになった。


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かごに摘んだブルーベリー。やっぱり、洗濯ばさみよりお似合い。







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テリハノイバラに支柱をたててあげる。

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驚くべきいきおいで、驚くべき方向にのびていくスグリ。これは、いったいどうすればいいの?



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