A Rosarian's Diary
7月28日(水)晴れ

ブルーベリーがたわわ。花の色もきれいだったが、濃い青紫(初秋のパリの夕暮れ空の色)にうっすら白がかかった実の色も、印象派のブルーのようにきれい。毎朝少しずつ収穫し、ヨーグルトやフロマージュブランなどにのせて味わっている。ぷるんと太っているのが、甘くてさすがにおいしい。下に落ちた実も残さず拾って食べるが、完熟前に落ちたものはイマイチ。ただ、熟しすぎもよろしくないそうで、摘むタイミングが大切らしい。ぐあいよく熟したときに摘んで冷凍するのもいいが、それほどの数がなるだろうか。もう少しようすを見てから、ジャムにでも挑戦してみようかな。

今ふと気づいたのだが、そういえば私はベリーを摘むためのちいさなかごをふたつも持っていた! 数年前に雑貨屋で買ったもので、ひとつは洗濯ばさみ入れ、ひとつは文房具入れになっている。私にとっては、最初からあくまで“かわいくてナチュラルな収納箱”であり、もう3年以上ベリーを育てていても、ベリー摘みに使おうなんて考え、頭をかすめたこともなかった。うすっぺらだなあ、私って……。明日は、この子(洗濯ばさみ入れ)に本来の仕事をさせてあげることにしよう。このちいささには、ちゃんと理由があるのだ。

photo
7月中旬に、最初に収穫したひと粒。


photo
去年は4粒ほどしかならなかったというのに……。







photo
こんな朝ごはん。にんまりと食べる。

photo
夏の空はとてもきれいで、つい撮ってしまう。



Back