A Rosarian's Diary
7月13日(火)雨

“丸坊主計画”が効を奏したのか、バラたちに元気がもどってきたかのように見える。粉粧楼とセントセシリアは、けなげにも新しい蕾をつけた。アブラムシはしつこくまとわりついているが、全体のボリュームが減ったぶん、葉裏シャワーのこまめな洗濯だけでなんとかしのいでいる。

訃報! 赤い花を咲かせるミニバラがどうやら枯れてしまった。大幅なせん定の後、一度は元気を取りもどしたかのように見えたのだが。鉢の植え替えが時期はずれだったのだろうか? 申し訳なく思う。

朗報! ベランダの仕切り壁に建設中のハチの巣を発見! 昨年はトレリスのすぐ後ろに巣がつくられ、ひと夏をおそるおそる彼らと“共生”した。三鷹市役所に退治の依頼をしたら、スズメバチのような毒をもったハチでない限り、“わが市では共生を試みてもらう方針”と言われたのだ。たしかにアシナガバチは、こちらが挑発しないかぎり、悪さはしない。“私、ハチさんと暮らしてんの”と、自慢の種にもした。でも秋が来て、気づくと巣がからっぽになっていた。友だちの子供が、彼らの巣の抜けがらを欲しがったが、私も欲しかったのであげなかった。

ハチは同じ場所に巣をつくらないと聞いていた。たしかに、場所は若干ずれてはいる。とはいえ、またわが家のベランダに巣づくりしてくれたことを、少しうれしく思う。彼らは去年のハチたちの、孫やひ孫? もしくは別のファミリーなのか。とりあえず、今年もよろしく。

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枯れきったセントセシリアをリビングの“森 茉莉”コーナーへ(森 茉莉の部屋の床には枯れた花びらが敷き詰めてあったということで、ここは死してなお美しい草花の居場所なのだ)。



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遠くからパチリ。巣を建設中のアシナガバチ御一行。










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ブルーベリーも青みを帯びてきた。


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病気もなし。ぴかぴか。若返ったつるバラ。



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