A Rosarian's Diary
7月4日(日)ひさびさの晴天

7月はバラの芽接ぎの月。花の終わった枝の充実した芽のあたりをそぎ取り、切り込みを入れた台木(野生のバラ)に差して、ビニールテープでしばる。わが家に届いたノイバラも粉粧楼(4月22日の項・参照)も、こうやって繁殖された。いつかやってみたいと思うが、私には、いまいるバラたちを元気に育てるのだけでめいっぱいだ。

今朝は思いきって病気の葉をすべて摘み取り、つるバラには大胆なせん定を施した。2番花の終わったセントセシリアや粉粧楼は、ほぼ丸坊主。てっぺんのほうの、まだ赤みのある幼葉を少し残すのみになった。つるバラのせん定は、相変わらずやり方がよくわからず。ベランダの柵をゆうゆう超えるほど伸びたベーサルシュートのみを残し、古い枝は、かなりばっさりと切り落としてしまった。これで枝の若返りがはかれるだろうか? 風通しもよくなり、全体に目が行き届くようになった。

木酢液で消毒をし、夏に向けて、鉢土の温度上昇と乾燥をふせぐため、わらのマルチングをする。袋から手づかみで出すとき、わらのいいにおいがぷんとして、子供のころに憧れたハイジのベッドを思い出してしまった。


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ばっさりとせん定をしたつるバラ。今年のびたベーサルシュートが主役になった。








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お気に入りのオリーブオイルの空びんに差したセントセシリア。


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花を切ったセントセシリアの枝をさし木にしてみる。



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