A Rosarian's Diary
6月16日(水)夏晴れ

セントセシリアの2番目の花が咲く。いとう せいこう氏が著書『ボタニカル・ライフ』のなかで、“おれはアマリリスとなら結婚してもいい”と書いていた。ある女友だちにそれを言ったら、彼女は“その気持ち、わかる”と言った。何が“わかる”のかよくわからないが、可憐な可憐なその花を見て、私もセントセシリアとなら結婚してもいいと思った。

ベランダー・いとう氏がこれまで育てたという植物は、ぼさ菊、シャコバサボテン、アラビカ種コーヒーなど、“へ?”と思うものばかりだ。唯一、“賛成!”と思ったのは睡蓮(スイレン)とシャクヤク。睡蓮は私の憧れの花だ。モネの家にも行ったが、季節が合わず、見られなかった。“いつか睡蓮を育てること”、それを新しい生きがいにしよう。

スーパーでハーブを買ってきては食べずに育てているという、いとう氏をまねて、私も先日、スーパーでタイム、バジル、クレソンを買い、さし木にした。植えてすぐはくたっとしていたが、今朝はぴんとしている。うまく根づきそうだ。

●○◎殺虫剤は結局、ミニバラ2本に一度ずつ散布しただけ。この季節に長そで長ズボン、マスクにソックスにほっかむりという武装は面倒だし、薬を撒けば、気軽に手で触れられなくなると聞いたから。ミニバラは早めのせん定をし、ちびのほうは大きめの鉢に植え替えをした。


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洋服屋のダイレクトメールの切手。ちょっとうれしかった。









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セントセシリアの2番花。横顔もかわいいでしょ?


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さし木にしたバジルとクレソン。



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