A Rosarian's Diary
4月10日(土)曇りのち雨

春の雨はいい。外にいると、あちこちから、いいにおいがしてくる。土や木や葉っぱのにおい。このにおいは、栄養になる。ベランダに敷いたレッドシダーからも、いいにおいが立つ。ここに引っ越してきてから、雨の日は窓を開け、ソファのアームに顎をのせて横たわり、雨のしんしんした音を聴くのが習慣になった。そうしていると、たいてい、いつのまにか眠ってしまう。

今朝した仕事。
つるバラに水に溶いた液肥、ミニバラ2本とセントセシリアには液肥と化成肥料。ほかの植物(ブルーベリー、グミ、アザミ以外)にも化成肥料をあげ、いくつかの鉢に赤玉土の補給もした。全体に木酢液を散布。バラたちのアブラムシをつまみ、セントセシリアの、ウドンコ、黒点ぎみの葉もかなり摘む。

グミとブルーベリーの花が八部咲き。どちらも、スズランのようなうつむき花で、とってもかわいい。ブルーベリーの花色は、言葉では表現のできない微妙で美しい色あい。こんな色の洋服がほしいなあ。そして、ついに! ついに、つるバラにつぼみを発見。10個以上がぷっくりとふくらんでいる。ヤッホーと叫びたい気分。しかし、そこには、必ずみどり色の軍団が群がっている。いたいけなつぼみをいたぶるやつを許すものか。私はやつらを手のひらに集め、でっかいみどりのだんごにしてやった。新芽が出た時。若葉が出た時。そして、つぼみがふくらんだ時。それぞれが、それぞれに、とてもうれしい。その気持ちを言葉にしてみようとも思ったけれど、私程度のものでは、ほんと、ヤッホーとしかいえない。ヤッホー、ヤッホッホだ。


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セントセシリアの病気の葉をかなり摘む。どうして、この子ばかりが。黒点病(不確かだが)もわが家では、はじめてのこと。他のバラに移る前に何とかしないと。





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グミの白い花。












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つるバラのつぼみです。


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ブルーベリーの花は、まとまって下向きに咲く。実の色からは想像できない、ふしぎな花色だ。



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