A Rosarian's Diary
4月4日(日)晴のち曇り

世の中は桜一色。私も先日は神代植物公園へ花見。お弁当作りに手間どり、着いてごはんを食べて少しくつろいだら、閉園の時間。バラ園の様子を見る時間もなく、一面の桜を仰いで帰る。この時期は何より桜を優先するという、私もりっぱな日本人。帰り道の井の頭公園の桜もすごかった。それより花見客もすごかった。アルコールとさきいかのにおいが充満してた。井の頭公園には何種類かの桜があり、開花時期に若干のずれがあるため、約2週間はなんらかの桜が楽しめるのだとか。騒ぎがおさまった週明けにでも、また見に行こう。

なかなか暖かくならないが、春はいちおう来ている。5日に一度が3日に一度と、どんどん水やりの間隔が狭くなってくる。少し前までウンともスンともいわなかったプランツたちも、いっせいに新芽を出した。もうだめだとあきらめていたネムノキからも。こういうことに、ものすごく勇気づけられる。いのちはまわる、というのか、いのちはくりかえすということを実感する。これは、村上春樹氏いうところの“小確幸”、小さくとも確かな幸せ。園芸は“小確幸”の集積だ。

つるバラの根元から出た芽の葉がのびた。葉を数えたら7枚あった。がっかりしつつ、台芽と判断して切る(台芽については2月27日のページを参照してください)。しかし、しかしだ。上の葉もよく数えてみたら、7枚葉がいっぱいあった! これはいったいどういうこと? これ、ぜんぶ台木だったら笑っちゃうよね。









photo
お弁当。おむすびに赤ワインも、けっこうイケた(うそ)。


photo
ネムノキにも新芽。生きててくれて、ありがとう。



photo
井の頭公園にて。



Back

 

(c)1998 Aoki Concept Designing Co.,Ltd.