A Rosarian's Diary
3月21日(日)曇り

アブラムシたちの目的はいったい何なんだろう。葉を食べているわけではなし、一見しただけでは、何の悪さをしているのかがよくわからない。そこで本を読む。フムフム。アブラムシは、若芽、新芽、幼いつぼみに群がり、その養分を吸っているのだそうだ。くもの糸のような四肢で不安定にくっついているだけのように見えて、じつはチュウチュウそんなことをしていたんだ。ウイルスを運んできたりもするらしい。発生時期を見ると、1年じゅうとなっているが、うちには、この春はじめてやってきたように思う。いや、ちがう。去年、ネムノキにはいっぱいいた。みどりのきれいな枝だと思って触ったら、アブラムシの集合体で、仰天して枝をすっぱり切ってしまったんだっけ。

ふしぎなのは、バラ4本、それぞれつき方が違うこと。つるバラは教科書通り、セントセシリアにはひとつの枝だけ、ミニバラには最初、彼らの糞のような黒いものがたくさんついていて、その後アブラムシが発生した。羽のあるヤツもいて、それは進化系か。ケムシっぽいのもいるし、いったい、どういう家系なんだろう? 牛乳水スプレーで、ミニバラとセントセシリアのアブラムシは徐々に減ったようだ。でも、つるバラのはびくともしない。ならば、手でつまみ取る。めまいがしそうなほど多勢だが、養分を吸われてたまるものか。


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友だちからさし木でもらったスグリも、芽を出した。


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アブラムシ三兄弟。と思ったが、よく見ると、左にちいさな四男がいた。



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