A Rosarian's Diary
2月14日(日)晴れ

せん定後のバラには、3月までは毎月1回の追肥が必要。中旬があげどきだが、私の場合、今月あたまに作業をしたため、下旬にずらすことにする。鈴木氏によると、1月、2月は病害虫の予防を徹底する時で、石灰硫黄剤の濃厚消毒が欠かせないらしい。先日も園芸店でいちど手にするが、やはり農薬の使用はためらわれ、棚に戻す。かわりに毎週1回、木酢液を散布することにする。

木酢液は、基本的には成長促進のためであって、病害虫の予防・駆除に直接的な効果はないと、神代植物園の緑の相談所のおじさんが言っていた。でも、あの独特のにおいに、私はなんだか期待をしてしまう。信頼してしまう。といっても去年は結局、ダニ、アオムシ、ウドンコと、バラにはいろいろつらい思いをさせてしまった。でも、白金にいて、まったく世話をしてなかった時は、病害虫もなかったのに(おそらく……なんといっても、ちゃんと見てないから)、引っ越して手をかけるようになったら、病気がふえたような気がしないでもない。甘やかしすぎ? 肥料のあげすぎ? 日あたりも、白金よりは不利かもしれない。やはり、人工的な手間かけよりも偉大なのは光か。曇り空を仰いで考える。

下界を見おろせば今日はバレンタインデー。朝方まで仕事をし、宅急便を出しにコンビニに行ってはじめて気づいた。懐かしい不二家のピーナッツ入りハートチョコを買い、ぼりぼり食べながら家に戻る。すでに15日、早朝4時のこと。
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私の自慢の隣家。郵便受けのあたりに鬱蒼となっているのはブルーベリー。


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隣家全景。庭に大きな木が2本植わっている。引っ越してきた当日、ここからヨーデルの独唱が聴こえてきた。



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