A Rosarian's Diary
1999年1月5日(火)晴れ

ただいま、バラさん。そしてマイ・プランツたちよ。

旅行鞄をおいてベランダに出たら、まず、ミニバラのふたつのつぼみが開き、こわばるようにだけど花を咲かせていたことにびっくり。Freezy(凍えるほど寒い)という言葉を体感したニューヨーク(ニューヨーカーが早足なのは、寒くて寒くて、ちんたら歩いてなんていられないからだ)とはちがって、日本のお正月は、ずいぶんとあったかだったんだろうなあ。

さらに、なんともかわいらしいスノードロップの花が、一輪。水やりに来てくれた友だちの息子(4歳)によると、“1回めに行ったときはなかったのに、2回めにはあったよ”というから、今月になってすぐ咲いたのだろう。スノードロップは春を告げる花として、通常2月ごろに雪を割って咲くといわれている白い花。ニューヨークでは美術館でいっぱいアートなども見たけれど、今の私に深く作用するのは、どうやらアートよりは、花や草らしい。うつむきかげんに咲くスノードロップの花を見てたら、なんだか意味もなく泣けてきた。

セントセシリアの新芽も、こころなしかふくらみ、ちいさな葉が出ているものもあった。この子も、あまりのあたたかさに、春が来たと勘違いしちゃったんだろうか。そろそろ、この色気のないビニールポットから素焼きの鉢に移してあげることにしよう。
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可憐のひとこと。スノードロップ。






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芽がふくらみだしたセントセシリア。

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花を咲かせていたミニバラ。えらい、えらい。でも、ひとつは病気
(うどんこ病+べと病?)の進行が激しく、心配。



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