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ゴンズイ玉は、玉自体が生きているように、微妙に形を変化させながら、海底を進む。球形は魚の群れとして理想的で、群れ全体は目立っても、それぞれの魚はその他大勢としてまぎれ、目立たない。
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ゴンズイ玉をつくるのは、体長が10cm以内の幼魚の場合が多い。
成長するにつれ黄色の模様もだんだん薄くなり、生息する水深も深くなる。だが外敵の多い昼間は、成魚も玉の護身術で群れている。
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ゴンズイは、視覚によって同種を識別するだけでなく、ある種のフェロモンによって仲間を見わけている。特定の仲間だけで群れて玉をつくり、ほかのゴンズイ玉と合流することはない。
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