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10 北風と太陽 “カゼの季節の水分補給!” #1
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7つの水をさがして、旅をつづけているキャロルとチャティ。
残るはただひとつ、オレンジの水だけです。

“でもオレンジの水は、だれがもっているのか、わからないの”
キャロルはため息まじりにつぶやきました。“いったい、どこに行けばいいのかしら”

“ハクション!”
冷たい風を受けて、チャティがくしゃみをしています。今日は少し、肌寒い1日になりそうです。

“でも、こうしてはいられないわ。パパとママが待っているんだもの。さあ、出かけましょう”
キャロルはチャティに上着を着せてあげ、自分もお気に入りのコートを羽織りました。

空では、太陽と北風が、なにやら、お話をしているようですよ。
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