きみどりの水　“スポーツと熱中症……予防しなくちゃ！” ＃2

“だれだか知らないけど、ぼくはいないよ！” キャロルとチャティは顔を見合わせました。でも、お母さんとお父さんを助けるためには、こんなことで引きさがるわけにはいきません。 キャロルはドギマギしながら、もう一度ドアをノックしました。“こんにちは！ あのう、わたしたち、きみどりの水をわけてほしいんです” すると、チャンピオンはドアを開けて、一言、“いやだね！” いつもはとってもやさしいと評判のチャンピオンなのに……。どうやら今日のチャンピオンは、とってもイライラしているようすです。いったい、どうしたのでしょうか。