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02 赤い水 “お年寄りには水分補給が大切なのよ!” #2
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でも、お年寄りの魔女は、おっそろしくつむじ曲がりという話。赤い水を、そうやすやすとゆずってくれるとは思えません。

おそるおそる魔女の家の扉をノックすると、なかから“なんの用だ!”と不機嫌な声が返ってきました。

“わたしたち、赤い水をもらいにきたの。少しでいいんです。わけてくださいませんか?”

ふるえる声で答えながら、重い鉄の扉を開くと……いじわるな魔女は、魔法のつえをふって、こう言いました。“びしょぬれにしてやるぞ! 雨よ、降れ!”
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