2000年11月3日 天女山・山頂付近 山梨県・大泉村より

2000年の文化の日は、山もまだまだあたたかく、紅葉が例年ほどには進んでいません。八ヶ岳縦断道へ入るには、いくつもの入口がありますが、今回はそのひとつの天女山をご紹介します。 天女山の由来は、次のとおりです。昔々、諸国の神々が、瑞穂の国の中ほどにあたる斎の杜(いつきのもり。いまでは言葉がなまって“美し森”という)を盤座の山と定めていました。そして、800万の神々が年に一度、天を下ってここに集まり、その年の、国を治める掟を話し合うならわしがありました。これが終ると、天女山に住む仕女は、斎の杜に行くときは、天の河原で身を清め、舞衣は羽衣の池で洗い清めて用いました。天女はこの地に好んで住むようになり、この山は天女山と名づけられたということです。


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天女山山頂の石碑。ここから各山小屋まで、2時間から4時間程度の行程です。


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天女山山頂付近の紅葉はまだまだで、少し黄色くなっている程度でした。