2000年9月5日 加茂遺跡(弥生時代の大規模集落) 兵庫県・川西市より

加茂遺跡は、川西市南部の猪名川右岸の沖積地を見下ろす、標高約40メートルの台地突端上にあります。明治44年に銅鐸が出土して以降、ここは、多くの弥生土器・石器が散布することで有名になりました。その後、200次近い発掘作業により、旧石器・縄文時代から平安時代におよぶ集落跡で、なかでも弥生時代中期としては全国的にも最大規模の集落であることが明らかになりました。これらの画像は、みな遺跡のなかにあります。


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宮川石器館
地元の宮川 雄逸(ミヤガワユウイチ)氏が、貴重な資料の散逸を惜しみ、朝日新聞社勤務のかたわら、たった一人で発掘を続け、採集した資料を公開するために自宅を改造し、昭和11年に開館されました。


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鴨神社
境内には“無断で遺跡の採集をしない事”という立て札が、いくつも立っています。

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発掘された文化財
川西市文化財資料館には、縄文・弥生・古墳時代・奈良・平安時代とコーナーを分けて、展示してあります。