2000年8月3〜8日 “五所川原立佞武多” 青森県・五所川原市より

平成8年に80年ぶりに復活した五所川原市の“立佞武多(たちねぶた)”。高さ20mを越えるこのねぶたも、今年で5年目を迎え、大型立佞武多は3台となりました。祭には立佞武多以外も運行されましたが、この日(8月5日)は前半があいにくの雨に見舞われ、ビニールをかけての運行となりました。


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一昨年制作され、今年もその完成度の高さが一際目立った“鬼が来た”。20m上を見上げると、ギロッと鬼に睨(にら)まれます。


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昨年作られた“親子の旅立ち”。昨年は東京ドームに持って行き、好評を得たそうです。

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今年作られた“軍配”。3台が並んで運行されると、さすがに迫力。立佞武多の復元は街の一青年がはたらきかけ、有志で制作したのがきっかけ。その後、市では立佞武多の運行を妨げる電線を、すべて地下に埋め、運行復活が実現されました。


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祭がはじまる直前から、バケツをひっくりかえしたかのような雨。和紙で作られているねぶたにとって、雨は大敵。前半に運行をスタートしたねぶたはビニールをかぶせられました。

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五所川原でも、“もつけ太鼓”が祭のトップ。ただし、ビニールにおおわれていた太鼓は、なんとも情けない音を出していました。