2000年4月29日 古酒を作る儀式“仕次” 沖縄県より

沖縄の泡盛の古酒を作っていく儀式で、“仕次”というのに参加してきました。沖縄の各家々では、瓶(かめ)に入れた古酒を置いています。なにかの祝いのときなどに、この瓶から酒をくみだし祝って飲むのですが、その古酒を造っていく儀式です。


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瓶から出した古酒の味を見ています。ときには、気が抜けてだめになっているのもあるのです。そのためにも“瓶選び”は大事とか……。

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宴もたけなわになってくると、沖縄のサンシンで“かぎやでふう”を歌います。めでたい席でかならず最初に歌って踊るものです。主の屋良さんは、野村流の技能保持者です。当然、歌あり、踊りあり。硫歌を詠む人あれば、即興でそれを曲にして歌ったり……。


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琉舞はとっても盛んで、みなさん沖縄の文化を愛しています。歌にせよ、踊りにせよ、硫歌にせよ、それが、ふだんの生活のなかに生きています。古酒に酔って、歌に酔って、踊りに酔って……友に酔って。めんそーれ、沖縄へ。