2000年3月5日 百手(ももて)祭 愛媛県・伊予三島市より

今回は、川之江八幡宮で行われた百手(ももて)祭をレポートします。この祭は、約1400年前の推古天皇の時代、大分の宇佐八幡宮よりこの地に分霊したとき、氏子一同が弓矢を持って出迎えた事がはじまりといわれています。梅の花が咲く境内に設けられた的に向かって、1人36本ずつ合計1008筋の矢を放ち、的の中心にある直径6cmくらいの素焼きの皿を割って、除災招福・家内安全・無病息災を祈る行事です。今年は練習を積んだ成果があり、的の中心近くに矢が集中して、観客から大きな歓声が上がっていました。


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7人の射手が2本ずつ矢を放ちます。

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的までの距離は12〜3mほどあります。

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境内に咲く梅の花です。


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八幡宮の本殿です。