2000年1月21〜23日 八ヶ岳の新雪 長野県・八ヶ岳より

長野県と山梨県の境目付近の、八ヶ岳南麓の八ヶ岳高原と富士見高原付近の道と当家の山の中で撮りました。2000年になってから初めての大雪。日本の背骨である日本アルプスの中心をなす八ヶ岳の南麓、富士見高原は、都内から中央高速道路で2時間ほど。山梨県と長野県の境にあるJR小渕沢駅を中心に東西に広がり、乗馬、別荘、避暑、NHkの大河ドラマの撮影場所としても有名です。2000年に放映している“徳川葵三代”の外部での撮影はこの付近で行われております。


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昨年の異常な大雪で里に出てくることをおぼえた、鹿などの山奥に生息している動物が、今年は雪が少ないのに山奥では餌が少ないのかだいぶ見られます。昨冬は木の皮までもかなり食べられていましたが、今年はいまのところ、そこまでの被害にはなっていません。見られる動物は、鹿、雉、ウサギなどで、この数年、猫からカラス、鳩も増えてきました。

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冬の八ヶ岳南麓の富士見高原の牧場が手前に見えます。22日の大雪の降る前で、山々も高いところだけ雪が見え、日本海からの湿った空気により笠状の雲がかぶっています。この雲が山にかぶると天候が崩れると聞いたことがありましたが、ほんとうにこの後、20cmほど雪が降りました。

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八ヶ岳南麓での、今年初めての本格的な雪景色です。雪の中で撮影しましたが、降る雪は写っていませんでした。この調子で降りつもると、昨年と同じく大雪になるかと思いましたが、20cmつもってやんでしまいましたので、数日後には跡しか残らないでしょう。この付近は軽井沢などとちがい、雪がせいぜい10〜20cm程度しか降らないので、冬も暮らしやすく、新しい別荘が多く作られてきております。


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富士見高原に残っていた雪と、林の間からの朝日です。この後、20cmほど雪が降りました。