2000年1月15日 “旧”成人の日の集い 新潟県・小国町より

今年から、1月15日は祝日から外れてしまいました。従来この日は、籠もり穴(当地方の方言で、かまくらのこと)やどんど焼き、鳥追いなど、小正月行事がとり行われ、大人も子供も楽しみにしていたものです。地方に住む者にとっては、祝日から外れたことが残念でなりません。私の住む集落では、一連の小正月行事に加え、いつの間にかこの日が“そば打ちの日”になりました。そして、打ったそばに舌鼓(つづみ)を打ちながら、4月中旬に行われる春祭りの大要がこの日決められます。


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家にあるこね鉢(木鉢)を持ち寄り、そば粉をこねます。

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腕に自信のある者は、のし棒を上手に使い、蕎麦をのします。

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うまくできました!! 当地方の蕎麦は、そば粉につなぎとしてヤマゴボウ(キク科オヤマボクチのこと)の葉の繊維と、布海苔を加え、ほかにはいっさいなにも加えない、そば粉100%の蕎麦。


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できた蕎麦を腹一杯たぐり込む。この後、酒もすすみ、にぎやかな1日でした。